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飼い主さんの為の愛犬歩行、姿勢チェック

1、前脚の歩幅
肩甲骨周りの筋肉の凝りの影響で肩甲骨の可動域が小さくなり歩幅が狭くなってしまいます。
歩幅が狭くなったわんちゃんの歩行の特徴は踏み込み、蹴り出しが小さくみてとれます。
それと同時に、頭を下げ気味に歩く様子か見られます。
ちょっと歩行を早足にしますと点動運動と言って頭を上下に上げ下げしながら歩幅を合わせようとする様子が伺えます。
その際肩甲骨の可動域が小さいのを補う為に必要以上に肘、手根関節に負荷がかかり故障の原因に繋がっていきます。


2.前脚の歩幅が狭くなる原因

わんちゃんの身体の重心は丁度心臓辺りといわれ前脚、後脚にかかる重心比率は前脚7:後脚3とされています。
丁度自動車でいうと前輪駆動車の様で前脚が制動機能、後脚は推進力の働きをします。
年齢と共に後脚から衰えていきますと
後脚の衰えによる重心の変化を取り戻そうと前脚に負荷がかかり肩甲骨が立ち気味になります。
肩甲骨の正常な角度が立ってしまうことで前脚の歩幅が狭くなってしまいます。


2.後脚の歩幅

後脚を前後に動かす為に必要な股関節周りの筋肉の凝りの影響で歩幅が狭くなってしまいます。
通常、脊椎と骨盤は一体になっていますので一定の角度で骨盤は傾斜していますが股関節周りの筋肉の凝りにより骨盤が後傾し股関節の可動域に制限が加わり歩幅が小さくなってしまいます。
前への踏み込みが大きく後ろへの蹴り出しが小さく見えます。
踏み込みから後ろへの蹴り出しに膝、足根関節に負荷がかかり故障の原因になります。
これら骨盤が下がり歩幅に影響を与えることはわんちゃんの年齢と共に衰え始めますのでケアが必要になってきます。

 

 

 

 



*尚、骨盤が後傾し後脚の歩幅が狭くなる歩行が続きますと先述したように前脚の歩行にも影響を与え肩甲骨が立ち気味になります。
そうするとわんちゃんの立位の姿勢を観察しますと脊椎が丸まっている様な姿勢に見えます。


3.腰振り歩行の原因

また後脚の歩幅が左右差がある場合は健常な後脚の歩幅に対して凝り固まって可動域に制限がかかってしまったもう一方の後脚の歩幅との左右差により健常の後脚の歩幅に合わせようと腰を振り歩行する様子が伺えます。

この歩行を続けていますと腰椎に負荷がかかりヘルニアなどの原因になりかねません。

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当店では無料で歩行チェックをさせていただいています。
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